ティラワ経済特区 Bゾーンの視察、工程の打合せに行きました
<ティラワ経済特区>
交通安全施設部、杉野です。
4月3日~6日にミャンマーのヤンゴン市を訪問しました。
今回のヤンゴン訪問の目的は大きく分けて3点あります。
① ティラワ経済特区Bゾーンの視察、五洋建設(株)ティラワSEZ Office所長様との打ち合わせ。
② ミャンマー道路事情の視察
③ 現地施工体制の構築とInterM 5社との打ち合わせ
今回の渡航は社長以下4名が参加しました。社長、交安施設部長以外の3名は今回が初訪問となります。
ヤンゴン国際空港に降り立ち、近代的な空港に驚きました。それとは対照的に空港の外に出るとほとんど街灯はなく真っ暗です。
また、この時期は雨期に入る直前で一年の中で最も暑く、最高気温は40℃になります。日本との温度差は約20℃あったので息苦しさを感じました。
空港からホテルまで車で1時間弱の道のりでヤンゴンの道路事情を目の当たりにしました。
急激に車が増えたことによる慢性的な渋滞が発生し、それにより我先にと片側3車線の道がなぜか4車線になり、割込みが多発しています。クラクションが常に鳴り、車間距離も無いに等しい状態です。
インフラ整備がかなり遅れていることを感じました。
<現場監督様の現地説明>
まずティラワ経済特区Bゾーンにおいて引き続き受注させていただきましたライン工事の現場を視察し、五洋建設(株)ティラワSEZ Office所長様との打ち合わせを行いました。
現在は舗装工事中で、舗装工事が完了したところから随時施工に入ること、5月下旬から雨期に入るので、施工はそれまでに完了させること、施工は溶融式で行うことを打合せしました。
舗装工事中の現場に入ることができ、現場監督様と話をする機会がありました。
現地ミャンマーの方は、すごく真面目でいろいろな技術を学ぼうとする意欲が高く、作業を覚えるのが早いとのことで、実際にほとんどの作業を現地の方が施工していました。
またInterM 5社において展開しているタクシー事業、コンテナトラック事業、コンクリートブロック事業の視察をするとともに、現地施工班との打ち合わせを行い安全に関しての意識が低いことが気になりましたが、これから細かいところをしっかり伝えられれば間違いなく変わっていくと感じました。
今回初めてミャンマーを訪れて、街には活気があり、人は親切で、治安も良い印象を受けました。
また急速に経済発展を遂げている一方で、電力不足による停電が頻繁に起こり、道路は凸凹で未整備の場所も多く、インフラの整備が経済成長に追いついていないのが現状です。
当社も交通安全施設の観点から、今後もミャンマーの経済発展に貢献していきたいと改めて感じました。
<ミャンマー最大の仏教寺院シュエダゴン・パコダ>