新潟県における子どもを守ろうプロジェクト
3月28日(木)子どもを守ろうプロジェクト第5回全国交流会の下見と打ち合わせのため新潟県を訪れました。新潟県には同業の組織として全標協新潟県協会とともに新潟県交通安全施設協会と新潟市道路保全協会があり共にすでに一般社団法人化しており、大変活発に活動をされています。
3月末の新潟市は名古屋と同じ程の気温でさほど寒さを感じず、聞けば平野は雪もほとんど積もることがないとのこと。両協会の役員さんに新潟のご案内をいただきながら愛知とは全く違う風景を楽しみました。米の名産地である広大な新潟平野。実はかつては湿地帯で農地改良を重ね石川県で開発されたコシヒカリを昭和の終り頃導入し、一躍日本第一のコメどころとなったようです。信濃川や阿賀野川の川幅の広さや、遥かな山裾まで拡がる平野。とても雄大に感じました。大きさでびっくりしたのは高速道路のようにどこまでもまっすぐで信号のない無料の国道6号線。そして農家にある天然ガスの井戸。新潟は石油も出るし、天然ガスも豊富でエネルギーに困らないようです。
さて昨年全国において通学路の交通事故が相次いで発生し多くの子どもたちがその犠牲となりましたが、新潟県の両協会は数年前から「子どもを守ろうプロジェクト」のボランティア活動を実施されており、昨年は上越市や新潟市内で歩車道分離標示の施工や交差点カラー標示を施工し寄付されたとのことです。こうしたボランティア活動が地元新聞にも取上げられるようになり徐々にカラー標示などの安全対策が発注されてきたとのこと。大変興味深いのは、写真の遮熱塗装です。通学路に気温を下げる効果のある遮熱塗装を施し、子どもたちを真夏の舗装の照り返しの暑さから守ろうという目的で全国でも初めての試みだと思います。
今年10月には第5回目となる子どもを守ろうプロジェクト全国交流会が新潟県新発田市で開催される予定です。
全国の仲間と子どもたちを守る安全施設について意見交換を行い、子どもたちが安心して通学できる道路環境の整備について交流を深めたいと思います。