不審者から登下校中の児童を守ろう
昨年の5月新潟市において下校途中の7歳の児童が殺害されるという許すことのできない犯罪が起きました。
政府においてはこの女児連れ去り殺人事件の同種事案防止のため、同年5月に関係閣僚会議が開催され、「登下校防犯プラン」が各省庁に示され、対策を講じることとなりました。
昨年は愛知県下1000件の不審者情報 1日約5件
私ごとですが(一社)愛標協の活動の中で12年ほど子どもの安全について関わってまいりまして、
防犯少年団コノハキッズの子どもたちと「しらない人にはついていかない」シートを校門に貼り付けるボランティアを実施してまいりました。
実施した小学校の先生方や所轄の警察の生活安全課の方にお聞きしますと、どの小学校でも通学路での不審者情報が本当に多いとのことでした。このことはあまり知られていないことではないかと思います。
今回「登下校防犯プラン」への協力として、三好市立黒笹小学校と清須市立西枇杷島小学校に「子どもを守る標識」を設置しましたが、
愛知県警察本部生活安全部子ども女性安全対策課の方からは、昨年1,000件の不審者情報があったとお聞きしました。
声掛けや痴漢、いたずらなどですが、犯人はターゲットとなる子どもを特定し、一人になる場所や時間を確認し、逃げ道まで確保の上、用意周到に準備して犯行に及ぶとのことです。
一年で1,000件といいますと愛知県下で一日に約5件の事案があるということで、幼い子どもたちが不審者に狙われ大変危険な状況にあることではないかと思います。
また被害に遭った子どもたちの心の傷が大人になっても癒されないのではないのかと心配になります。
登下校中の子どもたちの安全のために
こうした危険から子どもたちを守るためには、何よりも地域の方々の見守りが一番必要だと思いますが、犯罪が起きないような道路環境づくりや標識の設置なども重要だと思います。
今後も微力ではありますが、(一社)愛標協の「子どもを守ろうプロジェクト」などを通じ、未来を担う子どもたちの安全に寄与してまいりたいと思います。