『道路橋床板の長寿命化対策に関わる技術講習会』を開催
去る5月9日名古屋国際センターにおいて一般社団法人 日本建設保全協会 の主催による「道路橋床板の長寿命化対策に関わる技術講習会」が開催されました。
当社は協会愛知事務局として運営業務を担当させていただきました。
私ども一般社団法人 日本建設保全協会は社会資本の延命化とコスト削減を目的としましてスーパーホゼン工法を始めとした技術開発と普及を、産学官の連携の中で活動をさせていただいています。
笹子トンネル天井崩落事故に象徴されます高度成長期に建設されました公共インフラの老朽化が大きな社会問題となってきており、中でも橋梁につきましては全国で「橋梁長寿命化修繕計画」が策定され、従来の事後保全型から予防保全型への対応へ維持管理の体制づくりが進められてきております。
昨年、当協会の宋技術部長が担当させていただきました長野県道路公社の三才山トンネル有料道路の橋梁修繕工事に対しまして、平成24年度土木学会中部支部技術賞を賜りました。
このような栄誉ある賞を頂いたことを本当にありがたく思いますと共に、これを励みとしても当地において少しでも橋梁修繕計画に寄与していきたいとの思いから、この愛知県における技術講習会を企画しました。
ご講演いただきました日本大学生産工学部土木工学科教授 阿部 忠様、愛知県建設部 道路維持課 課長補佐 川村悦司様、九州共立大学 総合研究所 所長 牧角龍憲様 には大変ご多忙の中ご講演賜り心より感謝申し上げます。
またご後援をいただきました公益社団法人 土木学会中部支部様、さらに協賛をいただきました一般社団法人 建設コンサルタント中部支部様にも併せて御礼申し上げます。
当日この技術講習会には愛知県、愛知県道路公社、名古屋高速道路公社、名古屋市、各市町村の官庁より120名、また建設コンサルタントより120名、会員等10名、合計250名の満席のご参加をいただくことができました。
当日のアンケートには「大変勉強になった。」という声とともに本当に多くの技術に関わるご質問が寄せられました。このご質問につきましては講師に確認の上後日回答させていただきました。
今回の技術講習会が愛知県における橋梁長寿命化に少しでも寄与することができましたら幸いに存じます。